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2026年8月31日 – IGポート 定時株主総会に参加しました

約8分

2026年8月28日、Hibiki Path Advisors SPC(「私ども」または「弊社」といいます。)は、投資先の一社である株式会社IGポート(証券コード 3791、「当社」及び「IGポート」といいます。)定時株主総会へ参加しました。

本総会前半では石川社長から26/5期業績に関する謝罪の言葉があった他、株主からは「失望している」との発言も飛び出す等、例年よりも厳しい雰囲気となりました。その中で、弊社CIOで、当社外部顧問である清水雄也からも質問を行いました。ここにその内容のご紹介をさせていただきます。

当社および石川社長は、現在潤沢になっている現預金を、本投稿執筆時で具体的な作品名が開示されていない大型作品を含む作品投資の原資とし、リスクテイクをする考え方を示しました。また、その出資による効果が表れるのは3~5年後を見ているとのことです。

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※逐語録ではなく、趣旨を損なわない範囲で編集

【清水雄也】
中期経営計画の下方修正についてご質問です。御社は版権収入を伸ばすことや、人材投資を行う方針を掲げていますが、投資の原資は利益・キャッシュフローです。その点をどう伸ばすかがあまり見えておりません。良い作品作りをするという期待はあっても、今回の開示で株価は大きく下がっています。作品への期待だけでは株価は上がらないとなると、やはり版権事業で獲得するキャッシュフローを伸ばす必要があると思います。カラーさんやMAPPAさんもリスク取って版権事業を拡大し利益を伸ばしていますが、御社はどの方向に行っているのか見えにくくなっています。
また、現預金も70億円程バランスシートに計上されており、これは株主として非常に危険ではないかと感じます。投資をせずに、リスクを取らずに縮小均衡に陥るという恐れを強く感じていますので、ぜひ石川社長の言葉で、版権収入を伸ばしていく方策、しっかり投資をしていくのかどうか、この辺りについて教えていただければと思います。

※まずIR担当者より中期経営計画についてご回答の上、石川社長もご回答

【IR担当】
直近公表の3か年計画は、去年公表したものより大きく下方修正となっております。映像制作、出版、版権事業に関しては去年のものより上振れているものの、商品販売事業において大きく下振れが発生した影響です。
キャッシュフロー増加へ向けた版権事業の方針について、現在現預金を69億円保有していますが、将来に向けてここ2, 3年で作品投資をさらに加速してまいります。現預金はそのための大きな原資だと考えていただければと思います。
版権収入に寄与するのは3, 4年後、ないしは5年先になると考えておりますので、この先3年においては、版権収入に関しては投資の時期で、回収はまだもう少し先になると考えていただければと思います。

【石川光久社長・議長】
現在「大型作品」と銘打っているものは、単なる大型の作品制作ではなく「大型出資』作品」です。現在企画に関して精度を上げるために、商品化等様々な側面に関する議論に時間がかかっているところは大変心苦しいですが、必ず大型出資作品として皆さんの期待に応えられるものを目指しておりますので、もうしばらくお待ちいただければと存じます。

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当社主要競合の株式会社MAPPAはアニメ・映画「チェンソーマン」で単独出資を行い大きな成功を収められたことは皆様の記憶にも新しいかと存じます。このように、所謂「受託型」の域を抜け、制作会社も自らリスクテイクしビジネスを切り拓いていかなければならない時代となって既に暫く経とうとしております。実際、当社も版権事業の拡大を掲げ、実行に移し始めて久しいですが、最近この方針に揺らぎがあるのではないかと感じ質問したところ、上記のような回答が得られました。「2026年8月14日 – IGポートの中期経営計画について」では、私どもは同論点に関して以下のように申し上げておりました。

私どもは、本方針は当社が今後ビジネスを拡大していくにあたって必要不可欠なものであると考えており、その点明言された点で意義のある株主総会だったと考えております。ただ、繰り返し申し上げると、「管理」のみに囚われることなく、正しい選球眼で果敢に投資をすることこそが企業価値最大化の最も重要なドライバであり、従業員の幸せと株主の未来の両方の土台となります。現在決まっている大型出資作品以外にも、良い作品の制作に関わり、その良い作品に自ら出資をしてライフサイクル全体で価値を刈り取る姿勢をさらに強化いただけることを、当社の長期株主として、強く期待します。

(過去の投稿)
IGポート 投稿一覧
2026年8月14日 – IGポートの中期経営計画について


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