2025年12月25日、私どもの主要投資先の一社である、藤倉コンポジット株式会社（以下、「当社」）が、自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせにて、自己株式を除く発行済株式総数に対する6.48％（20億円）を上限とする自己株取得を公表されました。

私どもの12月5日の2Q決算説明会コメントの投稿にて、当社が本中計で自己資本比率（純資産比率）を60%に削減される目標を掲げられているにもかかわらず、同指標が25/3期末の72%から2Q決算時点では76%まで上昇していることに対して、資本政策面での対応の不足をコメントしておりました。

今回の自己株の取得を通じて、単純計算では、2Q決算時点の純資産額に今回公表された20億円の自己株取得を考慮すると、同指標は72%（25/3期末と同水準）まで適正化される計算となり、森田社長及び取締役の皆様の企業価値向上へのコミットメントに対し、株主として敬意を表します。

一方で、当社の10％を超えるROEを前提にすると、今年度末（26/3期）の純資産比率は25/3期末対比で上昇する見通しとなり、その後も継続的に蓄積されることが見込まれます。そのため、来年5月又は6月の決算発表のタイミングにおいては、本中計の目標とされている純資産比率60%を3年程度で実現するための道筋と、資本的成果及び収益力強化を考慮した意欲的なROE目標の設定に期待をさせていただき、引き続き𠮟咤激励のエンゲージメントを継続していく所存です。

（過去の投稿）
2025年12月5日 ― 藤倉コンポジット株式会社 2Q決算説明会コメント
2025年11月14日 ― 藤倉コンポジット株式会社 企業価値向上施策ご提言書の送付について

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尚、本投稿は特定の有価証券の申込の勧誘若しくは売買の推奨または投資、法務、税務、会計などの助言を行うものではありません。

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