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2025年7月30日 ー 日本高純度化学の大量保有に関わる変更報告書の提出について

約3分

ひびき・パース・アドバイザーズ(以下、「私ども」)は、本日大量保有に関わる変更報告書を提出し、日本高純度化学株式会社(「JPC」、又は「当社」)の株式保有持ち分が1%増加したことを、ご報告させていただきました。現在の持分は、20.35%(自己株を除き21.35%)となります。

先般投稿した株主提案の結果では、第11号 定款の一部変更:剰余金の配当等の決定機関変更議案が、賛成率49%を得たものの否決された一方、私どもの試算では一般の個人株主や機関投資家株主等1の約73%の賛同を得たと考えていることをご報告させていただきました。

以降の保有持ち分の増加を加味した場合に同様の試算をすると、仮に第11号議案と同水準の賛同を株主の皆様から得られる場合には、総議決権の52%程度となります(同、一般の個人株主や機関投資家株主等の76%程度の賛同)。第11号議案は特別決議の対象でしたが、議案次第では過半数の賛同を得られる状態に達したことを前向きにとらえ、株主共同利益の確保に向けた建設的なエンゲージメントを強化してまいります。

私どもは、2024年9月9日付け公開書簡「株式非公開化に係る検討のお願い」にも記載の通り、当社経営陣に対し、様々な形の非公開化も含めた柔軟でダイナミックな企業価値向上戦略を実行すべきと公開提案をしております。また、半導体材料大手のJSRは、官民ファンドである産業革新投資機構(JIC)により非公開化され、ソルダーレジスト世界最大手の太陽ホールディングスには多くのプライベートエクイティ投資会社から提案が来ていることが伝えられています。多くのニッチ企業が存在する機能性化学品業界にも、欧米で起こったような変化の兆しが現れております。

私どもは、今後も、当社の企業価値最大化に向けた道筋を模索してまいりたいと思います。株主の皆さま、当社の価値の源泉である従業員の皆さま、引き続き応援をいただけますよう、宜しくお願いいたします。


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