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2023年8月23日 ー 株式会社河合楽器製作所 ディスカッションについて

約3分

ひびき・パース・アドバイザーズ(以下、「私ども」)は8月23日、株式会社河合楽器製作所(以下、「当社」)の経営陣及び経営幹部の皆様に対して浜松本社にてヒアリングを行い、IR施策やブランディング施策に関して貴重な意見交換を行いました。

私どもは、当社の株価のPER倍率が未だに7-8倍台と競合大手に対して低い原因の一つに資本市場が当社の実力を認識しきれていない点を以前から指摘をさせていただいており、その認知バイアスを突破する上で、継続的でアナリストがフォローしやすいKPIの提示を含むIRの開示戦略の抜本的改善をご提案させていただいておりました。(2023年5月8日 書簡の送付について

今回も、過去10年分の当社のIR資料を分析し、いくつかのご提案をすると共に、充実した意見交換をさせていただきました。業界や市場全体についての信頼できるデータソースがない中でどのような継続的な表現をしていくか、という難しい課題がある中、業界のリーダーの一社としてどう資本市場と向き合うか引き続き議論をしていきたいと感じています。この意見交換の内容の一部に関しては後日また改めて動画にてご紹介出来ればと考えております。

今回の意見交換で、当社のピアノメーカーとしてのブランディングへのアプローチが急激に進化しつつあることを知ることも出来ました。総合音楽メーカーであるヤマハ、そして高級グランドピアノ特化型メーカーであるスタインウェイと違い、ピアノのオールラウンダーである当社独自の世界観を提示できるブランディングやコーポレートイメージについて欧米・アジアの各地域の幹部と共に日夜議論が交わされている模様です。既に世界的な大手メーカーであると同時にまだまだ伸びしろも大きい企業であると実感しております。一株主としてさらに叱咤激励を継続していきたい、と感じさせてくれる非常に建設的なミーティングでした。

尚、浜松駅の新幹線改札内には、当社の最高級ブランドラインであるShigeruKawaiのSK-EXというコンサートホール用グランドピアノが展示されているスペースがあり、一般の人々が自由に演奏できるようになっております(好評でなかなか空いているときがない状況です)。私どものチーフ・インベストメント・オフィサーの清水も、今回、下手な腕前ですが少しバッハを演奏をさせていただき、その素晴らしい音色を自ら堪能することが出来ました。

浜松駅のSK-EX演奏 by Yuya Shimizu
(※J.S. Bach Partita #1 B flat Major より 1楽章抜粋)


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